【ビジネス英語】覚えておくと便利な英語フレーズ・言い回し・単語集(例文付き)

ビジネス英語/TOEIC

「お疲れ様です」
「よろしくお願いします」
「お忙しいところ恐縮ですが」
……

こういった日本の職場でもよく使う定型句。
しかし、これを英語で言わなくてはならないとき、適切な言葉がパッと出てこない。
うまい言い回しが思いつかずに詰まる。

そんな経験がある方は多いと思います。こんなとき、適切な言い回しを知っておけば……なんて思います。
この記事では、実際に外資系企業の顧客相手に英語でやり取りしている筆者が、実際に使っている、あるいは外国人からのメールに実際に使われている言い回し・単語をご紹介します。
例文も添えるので、すぐに実践的にお使いいただけます。

「使えるビジネス英語」を一つでも多く覚えておき、サラっと使うことで上司や同僚から一目置かれ、キャリアアップにつながります。
日本企業ではTOEICの価値も高く、優秀だと評価されやすい考課要素です。

覚えておくと便利なビジネス英語集

メールでよく使うフレーズ・単語

○○様

Dear ○○,

まずメール冒頭。これは中学校で習うのでみんな知ってそう。

お疲れ様です

Greetings!

Greetingは挨拶の事で、メール文頭に持ってくることで「お疲れ様です」など枕詞の役割を果たす。Hope you are doing wellや、単純にHelloなどでも良い。
冒頭で使える語句を覚えておくと、英語メールを書きだす時に滑り出しから躓くのを防いでくれる。

○○について

Regarding the monthly meeting, our boss said he would not attend.
(月次ミーティングですが、社長はご出席されないとのことです)

Regarding ○○、で○○についてという使い方になる。
この「ついて」というのは日本語でも非常に頻出なので、これを覚えておくだけでだいぶ英語メールは書きやすくなる。メールタイトルにも使える。

お忙しいところすみません

Sorry to bother you, but can I request for investigation?
(お忙しいところ恐縮ですが、調査をお願いできますか)

Thank you very much despite your heavy workload.
Thank you very much in spite of your heavy workload.

(お忙しいところ、ありがとうございます。)

Botherは邪魔するということ。お邪魔してすみません、という感じ。
Despiteは「にもかかわらず」という意味。よく使うので覚えておくと後に使える可能性が高い。
Despiteと同じ意味で in spite ofという言い回しがあるので、どちらかを覚えておくと便利。
Heavy workloadは重い作業負荷のこと。単純にBusyness(忙しさ)と言っても良い。

上記で触れたように~

As mentioned above, he was fired because of sexual harassment.
(上記の通り、彼はセクハラでクビになりました)

Mentionedが触れた、Aboveが上。メールの上段で書いたことなどを引き合いに出す。

以下をご参照ください

Please find the following answers with the respective queries.
(各ご質問に対する回答は以下をご参照ください)

Findという表現はよく使う。
Respectiveというのは各々対応するという意味。Correspondingも似たような使い方が出来る。

添付ファイルをご参照ください。

Please find attached.

Attachedが添付。PFAとだけ書くこともある。

ご参考までに

For your information.

情報共有まで、と言うくらいの意味。FYIとだけ書くこともある。

ご承知おきください

Please note that I will be out of office tomorrow.
(私は明日不在にしますのでご承知おきください)

Please noteで覚えておいてください、という言い回しになる。

残念なことに

Unfortunately, the ordered materials are still not arrived.
(残念なことに、注文した物品はまだ届いていない)

Unfortunatelyで残念なことに、あいにく、という表現になる。
より強い残念さを表すのにRegrettableというものもあるが、Regretというのは後悔や強い残念さを表すので、クレームを入れるときなどに使う。

ご依頼の通り

As requested, I finished the development.
(ご依頼いただいた通り、開発を完了しました)

リクエストの通りに、という言い回しがAs requested。
As per requestedのようにperを使うときもある。

なので、だから

I didn’t see my boss today, hence, the document is not yet approved.
(今日は社長がいなかったようなので、書類の承認がまだ下りていない)

Henceというのはビジネスメールでよく目にする順接の表現。前か後にカンマを入れる。
Soという単語も「なので」を表すと学校で習ったと思うが、メール文面ではHenceを使う方が良い。

お知らせください

Any update on this topic?
(この件がどうなったかお知らせください)

Updateというのは更新するということで、何か更新情報はあったかと問うときに使える。
Kindly let us knowというのも「お知らせください」の意になる。
Kindly~は丁寧にお願いするときの言葉で、Pleaseと同じように使用できる。

周知する

I would like to announce the important change in system.
(システムの重要な変更を周知いたします)

AnnounceあるいはInformと言った単語を使うのが適切。

ご協力ありがとうございます

Thank you very much for your cooperation.
Thank you for the continued support.

Cooperationが「協力」の意味。
Continued supportと書くと、いつもしてくれていることに対する感謝となる。

より強い感謝をあらわすとき

I would like to express my sincere appreciation.

Sincereは「心からの」という強調。Appreciationは感謝の意。
退職時などに贈る/贈られる感謝のフレーズとして適している。

宛先に加えます

Looping 〇〇 into mail.
(○○さんをメール宛先に入れます)

メールやり取りしているとき、宛先に誰かを加えたいときLoopingを使う。

まとめると

Overall, the investment impacted financial health of the company.
(まとめると、その投資は会社の財務体質に大きく影響した)

Overallは全体で、概してと言いたいときに使う。ほかにも「All in all」などもよく目にする。

結果的に

Consequently, the company was affected by the policy.
(結果的に、その会社は政策に影響を受けた)

これも結論を述べたいときに使える。

以上、よろしくお願いします。(メールの結び)

Regards, 名前

日本語でも「以上よろしくお願いします。名前」などと書くが、その感じで文末を結びたいときに使える。Regards,のあとは改行してから名前を書く。

日常業務でよく使うフレーズ・単語

内部で確認させてください

Let us confirm internally.

Internallyで「課内で」とか「弊社内で」となる。
日本人ビジネスマンには必須のフレーズだ。ガンガン持ち帰ろう。

立場

I am not in a position to say that.
(私はそれを言う立場にない)

In a positionで立場。答え辛いことを指摘されたときにこれを言って逃げよう。
これも日本人ビジネスマンには必須のフレーズだ。

見積もり

Can we request an estimation?
(見積もりをお願いします)

Estimation、あるいはQuotationともいう。

営業日

Today is a first working day of month.
(今日は第一営業日だ)

Working dayで営業日を意味する。

仕入先

Raw material supply had stopped from supplier due to bankrupt.
(破産により仕入先からの原材料供給が途絶えた。)

Supplier, vendorなどで仕入先を意味する。外注先であればSubcontractorともいう。
Bankruptは破産のこと。あまり日常業務では使いたくない単語かもしれない。

推奨する

We strongly recommend to upgrade the OS to the latest version.
(OSの最新版への更新を強くお勧めします)

Recommendはおススメ、推奨するという意味。似たような言葉でEncourageも使える。
We encourage you to~という用法で、こちらは「励ます」という意味の単語だが、転じて「促す」という意味もある。

当たり前

Don’t take things for granted.
(当たり前のことと思ってはいけない)

サービスを受けられるのは、それを提供してくれる人がいるからで、金払ってるからってそれが当たり前だと思うなよ、俺たちは対等だ、と言いたいときに使うフレーズ。

理論的には

Theoretically, it should work fine.
(理屈の上では動くはずなのですが)

悪い所が見当たらないのにシステムが動かない。そんなときに使える便利フレーズ。

保証

I cannot guarantee that it will work fine with this spec.
(この仕様だとうまく動くか保証できませんよ)

設計段階でヤバいと判明したら予防線を張っておこう。

一見したところ

Apparently, the system was full of spaghetti code.
(見た感じ、システムはスパゲティコードの巣窟だった)

納品されたシステムを確認したところ、どうも動作が不安定なので中身を見てみたら地獄だった時に使う単語。

保留

The project status is on hold.
(プロジェクト進捗は保留状態だ)

On holdの他にも、Pendingという言葉も使える。
ちなみに延期はPostpone。上手く仕事が進んでないときによく目にする3つの単語である。

予想外の

Such program bug was unexpected.
(このバグは想定外だった)

システム担当者はUnexpectedが日常だから大変なのだ。

まずい状況

He got into severe situation due to program bug.
(彼はバグのせいで窮地に立っている)

システム担当者はSevere Situationが日常だから大変なのだ。
Critical situationなどとも表現できる。

後続の

Subsequent process had stopped by your work.
(お前の仕事のせいで後続が止まったじゃないか)

Subsequentが後続を意味する。

強調する

I need to emphasize that the system error is not my fault.
(このシステムエラーはぼくのせいではないことを強調しなければならない)

Emphasizeはよく出てくる。これだけはいいたい、とかの強調表現として使える。

前任者

It is my predecessor‘s fault.
(ぼくの前任者のせいだ)

後任者はsuccessorという。引継ぎをするときに使おう。

対策

Countermeasure is necessary.
(対策が講じられなければならない)

Countermeasureで長いが一つの単語。トラブルがあった際によく出てくる。
迂回策、一時しのぎ、別手段はWorkaroundと表現する。

メリットデメリット

Pros and cons.

メリデメをまとめようというときにはこれを使う。

貢献

The department has made a lot of contribution margin.
(その部署は大きな貢献利益を上げた)

Contributionが貢献。貢献利益とは、売上から変動費と個別固定費を引いたもの。
貢献を意味する単語で、他にcommitment, dedicationなども使える。

最適化

He is a specialist of logistics optimization.
(彼は物流最適化の専門家だ)

Optimizeというのはよく使う。字面が似ているがOptimisticは楽天的の意味。

人手が足りない

We are short on human.

Short on ○○で、何かが足りないことを表す。

新卒

The new graduate man who came to our team was really arrogant.
(うちの課に配属された新卒のガキがクソ生意気なんだが)

いじめてやろう。

同僚

He is being ignored by his colleagues.
(彼は同僚にはぶられている)

いじめはやめよう。

説得する

I need to persuade my boss to stop to invest in such doubtful stock.
(社長にあんな怪しい株に投資するのをやめさせなければならない)

Persuadeが説得。

職務分掌

Segregation of duty

Segregationは分割すること。Dutyは義務、職務。

内部統制(企業統治)

Corporate governance

Governanceが統制の意味。会計監査に引っかかるのでクオカードプランはやめよう。
ちなみに監査はAudit。

議事録

MoM, Minute of Meeting

実現性

Feasibility

謝罪するときのフレーズ・単語

日本人ビジネスマンは謝るのが好きなようで、よくSorryを使います。
よってシチュエーション別にまとめてみました。
(謝りすぎるの良くないですよ)

二度手間をかけたとき

Sorry for the double work.
(二度手間になってしまいすみません)

Double workで二度手間。相手に余計な手間を取らせたことに対し申し訳ないときに使う。

連絡がぎりぎりになってしまった時。

Sorry for such short notice.
Sorry for noticing you at the last minute.
(こんなにギリギリな連絡ですみません)

Short noticeで「ギリギリの連絡」。Last minuteというのも「時間的なギリギリ」を表す。
締め切り間近で問題が発覚して連絡しないといけないときなどに使う。

迷惑をかけたとき

Sorry for inconvenience.
(ご不便をおかけし、申し訳ありません)

Inconvenienceが不便。コンビニは便利、その否定(In)なので不便。

ビジネス英語でキャリアアップ

いかがだったでしょうか。

ビジネス英語は難しいものではなく、ある程度の表現のパターンを覚えれば、あとは言いたいことを当て込んでいくだけで、十分にコミュニケーションは可能になります。
英語ができると上司や同僚に一目置かれ、キャリアアップの強力な武器になります。

頑張って習得して高付加価値人材を目指しましょう!
TOEICなどの点数アップにも役立ちます。

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