・英語力ってどうやったら伸びんの?
・勉強してるんだけど全然身につかない
・というか英語の勉強めんどくさい
・楽して英語力を伸ばしたい
という人は結構多いと思われる。
第一言語ではない言葉の勉強は難しい。
人間は第一言語を「勉強」しない。
人間は生まれてから大量の言葉に囲まれながら成長しいつのまにか第一言語を体得するが、その間のことを「勉強して身に着けた」と表現する人はいないだろう。
言語習得には勉強は不要で、遊びの中で体力の言葉の奔流を浴びながら、いつの間にか体得できているというのが言語学習の最も自然な形だと思われる。
筆者はTOEIC930を取得しているが、実務以外では英語を使っておらず、海外のゲームやYoutube動画などで趣味程度に触れているのみだが、不思議と英語力は衰えない。
同じ時間だけ机に向かったとしても、さほど学習効果は変わらないのではとすら思える。
というのも、一時間勉強して触れる英文量よりも、一時間洋ゲーをやってる方が遥かに大量の英語に触れているのでは、と思うからだ。
英語がまだ得意でない人にとっては、机に向かって勉強するよりも、まず遊びの中で体得すべきというのが持論だ。
つまり、海外版ゲームを遊ぶのが良い。
今回は筆者が個人的に英語学習に有効だと思う海外版ゲームを5つピックアップしたい。
英語学習のためにお勧めする海外ゲーム5選
ポケットモンスター
ポケモンは子供中心にあらゆる年齢の人々に受け入れられるように、ゲーム内のテキストが配慮されている。
言葉がわからなくとも雰囲気でだいたいわかる。
最新のポケモンを遊んでも良いが、筆者がおススメするのは初期のポケモンの海外版を購入することだ。
・金銀バージョン
※日本だと赤・緑が一般販売、当初は青が限定版という位置づけだったが、アメリカだと赤・青が一般販売対象となっていた。
海外版(北米版)をおススメする理由は3つある。
ポケモンがおススメな3つの理由
①過去にやり込んだ経験がある人が多い
30代のサラリーマンなら、小学校時代に初代ポケモンを何十・何百時間と遊んだという人も少なくないだろう。
当時だったら、どこに配置されたキャラが何をしゃべるかまで覚えていたほどだ。
日本語版でどっぷり漬かったことがあるものを、改めて英語版で遊ぶというのは、学習効果としては極めて高い。
実際、英語教材として優秀だと思う。
実は筆者も、北米版のポケモンレッドバージョンを、一時期アホほどやり込んだことがある。
平易な英語の中にも、馴染みのない単語はたくさん出てくるし、それでもポケモン自体が面白いので苦もないし飽きもない。
②むかしのゲームの方が情報量が少ない
今のゲームは映像が進化した分、情報過多になっている面もある。
英語学習という観点からすると、美麗な映像は脳の画像処理負荷が高く、言語処理の負荷と同時に抱えるには重い。
初代ポケモンのシンプルな画面、シンプルなテキストは、ゲームから遠ざかっていた30代社会人が再びゲームに復帰するのにちょうどいい。
結果的にシンプルな画面の方が学習効果が高くなるはずだ。
③ゲームボーイはリージョンフリー
ゲームボーイは日本版と海外版でカセットの形が同じなので、リージョン制限が無い。
ゲームボーイさえあれば、買って届いたらすぐに遊べる。
押入れの奥からゲームボーイを引っ張り出そう。
余談だが日本版と通信させようとしたら、バグった。
カセットはリージョンフリーだが交換はできない模様。
ポケモン名などの変数定義の桁数が違うので、当然と言えば当然だ。
※日本版はポケモン名は5文字までだが、例えばヒトカゲは英語版ではCharmander。アルファベットの方が文字列が長くなるため、長い桁数が必要となる。
ポケモンの海外版・北米版を買うには?
現在ではもちろん新品など手に入らないので、アマゾン、楽天、メルカリなどの中古市場に頼るしかない模様。
リンク先は中古につき在庫切れになる可能性も高いので、ご留意頂きたい。
Final Fantasy 7
Final Fantasy 7 Remake おススメ!と、言いたいところだが、これもPS4で最近出た新しい方ではなく、レトロな方をおススメしたい。
理由はポケモンと全く同じ理由。
(①過去にやり込んだ経験がある人が多い、②むかしのゲームの方が情報量が少ない)
Final Fantasy 7の海外版を遊べば、当時の思い出とともに振り返ることが出来るだろう。
ただし、初代プレーステーションは、リージョンフリーではない。
ゲームCDを入れても、北米版のプレステでは日本のゲームは出来ないし、日本版のプレステでは海外のゲームが出来ない。
ゲームボーイと違って、こちらは海外版をプレイしたければ、初代プレステの北米版と一緒に手に入れる必要がある。少々ハードルが高くなる。
ダウンロードでFinal Fantasy 7北米版を遊ぶ方法も
Final Fantasy 7はPS Storeでもダウンロードできるので、北米版をダウンロードしても良いかもしれない。
北米版のダウンロードにはまず、United States PSNアカウントを作成し、北米PSNカードでウォレットにチャージする必要がある。
北米版アカウントの作り方は下記参照。(※これ、リンク先にもありますが全部自己責任でお願いします)
北米版PSNカードは日本のアマゾンでも購入可能。(※これも自己責任)
2020年6月20日現在、北米PlayStationストアでFF7が売られているのは確認しているが、海外から何かを購入する際は必ず各自で事前確認をしていただきたい。
上手く購入できたようであれば、FF8やFF9も購入して、昔を懐かしみながら楽しむと良いかと思う。
やっぱりFinal Fantasy 7 Remakeをやりたい、という人へ
Final Fantasy 7 Remakeも対応言語が日本語・英語(音声・字幕)となっており、切り替えができる。
普段、洋画などに慣れている人ならば、英語音声/日本語字幕でプレイしてみると良いと思う。
ACE COMBAT 7 :SKIES UNKNOWN
エースコンバットもゲーム内の設定で英語音声・日本語音声・英語字幕・日本語字幕と柔軟に選べる。
これも非常に学習効果が高い理由だ。
一周目は英語音声・日本語字幕、二周目は英語音声・英語字幕という風に、少しずつ慣らしながら遊ぼう。
エスコン7はストーリー性も高く楽しめる。(個人的には5のストーリーが一番好きだが)
エースコンバットがおススメである理由は3つある。
エースコンバットがおススメな3つの理由
①反復したリスニングができる
エスコンは基本的に同じステージを何度もプレイする。(ポイント集め、ミッション失敗など)
結果、同じ英語を反復して訊くことになり、最初わからなくてもだんだん脳が英語を分解解釈して、聞き取れるようになる。
リスニング教材でこれをやるのは結構苦痛だが、ゲームなら全く苦痛を感じない。
②ゲームオーバーにならないよう必死に聞く
Mission Failedとなるのは誰しも避けたいものだが、ゲーム内の指示が聞き取れないと(高度XXまで上がれ、など)ゲームオーバーになってしまう。
そうならないように、英語音声の指示を必死に聞き取ろうとする。この必死感はリスニング教材では絶対に出せない。
③英語独特の言い回しを習得できる
軍事用語も多いが、ミリタリーものあるあるな冗談などもちらほら挟んでくるのがエースコンバットだ。
こういう、生きた英語というのは言語学習に非常に有効となる。
教科書に出てくる、型にはまった言葉というのは、そもそも頭に入ってきづらいものだ。
The Last of Us (The Last of Us Part 2)
PS3時代のゲームの金字塔と言えるのがThe Last of Usだ。
いわゆるゾンビゲーなのだが、重厚なストーリーと、技術力が高いことで有名なNaughty Dogによる製作でグラフィックが非常も高精細だ。
序盤の導入部分だけでも圧巻の演出が連続する。
崩壊した世界で誰もが影を背負って生きる中で、ジョエルとエリーが荒廃した北米を旅しながら、徐々に信頼関係を強めていく様子も、ホラー要素が強く緊張感が続く中に一つのぬくもりを感じさせる仕上がりとなっている。
PS4にリマスター版が出ている。
また、2020年6月19日、続編となるPart 2が発売された。PS4 proで楽しむのをおススメしたい。
Days Gone
こちらはPS4世代のゾンビゲーの金字塔と言える。
オレゴン州を舞台にした自由で広大なオープンワールドをバイクで駆け回り、ゾンビがはびこる世界で生き延びていくという内容。
ストーリーが重厚で非常に没入感があり、アクション要素も多く、工夫によって多数のゾンビを一網打尽にするなど爽快感があるプレイも可能。
ゲームで効率的に英語を学ぼう
ゲームとしても純粋におススメできる、非常に面白く品質の高いゲームを紹介させて頂いた。
いままで勉強してもどうしても集中できなかったり、英語スキルが向上してこなかった人の場合、思い切ってアプローチを大きく変えてみよう。
遊びの中で学んだものの方が、何十倍も自分の身に沁みつきやすいはずだ。