こんなツイートをしました。
試験会場はチラッとでも下見に行っておいた方が良いですよ。
科目免除ある場合は、近くに時間を潰せるカフェがあるかとかも重要ですから。— 残業ペンギン@IT/SAPコンサル×ブログ副業×中小企業診断士 (@ZangyoPenguin) June 20, 2020
中小企業診断士試験一次試験が近づいています(2020年6月現在)。
暑さも日に日に強くなってきており、まさに夏の陣といった感じ。
平成27年に受けた一次試験の事を思い出しつつ、当時の個人的にやった試験準備などをまとめてみました。
試験当日のために準備したこと
試験会場の下見
受験票が届き、試験会場がわかったら、いったん会場を下見に行った。
試験当日に、慣れない街の慣れない場所に初めて行くのは、思うより心理的負担になりうると思ったため。
(初見の問題を見るとドキッとするアレに似ている)
勉強の気晴らしがてらに、お昼ご飯もついでに食べてこようと、休日に試験会場の近くまで行った。
駅は何口から出るのが良いかとか、どの道を歩いていけばいいかとか、試験場の建物も見て、多分入り口はここだろうなとか、色々と想像しながら歩いた。
結果的に当日は既に見た風景の中を歩くことで、精神的な余裕が生まれた。
拠点探し
IPA資格を持っていたため経営情報システムの科目免除を受けられたので、一次試験二日目の試験では昼前から午後までの時間が空くこととなっていた。
この時間は中小企業経営・中小企業政策の勉強に充てるため、試験会場周辺に長時間滞在する拠点が必要だった。
※経営法務から中小企業経営・政策まで2時間半くらい空く。
09:50 ~ 10:50 経営法務
11:30 ~ 12:30 経営情報システム
13:30 ~ 15:00 中小企業経営・中小企業政策
会場下見に行ったときに、幸運にも、静かでよさげなカフェを見つけた。禁煙席もある。
試験当日の利用時間帯と同じくらいのタイミングで行ったのも、当日の混雑具合を測れて良かった。
当日、そのカフェは昼頃から若干混んできたものの、既に昼前早くからカフェの席についていたので、広めの席を占領しつつ昼ご飯を食べながら勉強でき、快適に過ごせた。
仕事を休む
試験の前は仕事を休んだ。
というか試験直前の一週間休んだ。
え?と思われるかもしれないが、ほんとの話。
平成27年度の一次試験は、8月8日・9日に行われた。
世間はその翌週がお盆休みとなるのだが、その年だけ交渉して一週間休みをずらした。
上司やチームリーダーは眉をひそめたようだったが、無理やり通した。
変な休み方して評定が下がったとしても、それで中小企業診断士資格を取れれば、あまりあるお釣りがくる算段だった。
また、お盆中のシフトをどうするかで毎年調整が入るのだが、筆者がお盆に一週間続けて出勤できたため、かわりに長く休める人が増えるので、周囲のメリットもあった。
今年の一次試験は7月実施でお盆も遠く、一週間休むというのは誰しもがとれる戦略ではない。
だが、一日二日程度休んでも、きっとバチはあたらない。
こんなときくらい、他者のことを考えるより、わがままを通していいと思う。
精神的な準備
中小企業診断士一次試験には「精神力」という8科目目が存在する、と自分に言い聞かせていた。
途中で出来の悪い科目があろうがなんだろうが、7科目目を終えるまでは諦めないし、最後の一分まで、気を抜くべきではないと思っていた。
たまに、手ごたえが悪い科目があって心が折れて途中で帰ってしまう人も居るらしい。
だがちょっともったいないなと思う。
7科目目の後に空想上の8科目目を設定し、8科目目は参加必須、免除無しと考えるようにしていた。
おかげで全然わからない科目があっても、粘りに粘ることが出来た。
答え合わせはすべき?
試験一日目が終わると、SNS上でも解答速報が出回りはじめ、たしか予備校も早い所では出していたかな?と思う。
出来が気になって気になって夜も眠れなさそうなら、どうしてもという場合は答え合わせに参加しても良い。
悶々とするくらいなら、自分の気持ちに従う方が良いと思う。
だが、どちらかというと暗記系科目が多い二日目に備えて、一論点でも多く暗記した方が試験戦略上は正しい。
持ち物について
TOEICやIPAなど資格試験は何度か受けたことがあるので、特にいつも通りの準備でよかった。
受験票を持ったか、消しゴムと鉛筆、定規、時計などは持ったか。
基本的には予備校に行くのと同じ装備で良い。持ち物も受験票以外はほぼ同じであるはずのため。
急な体調不良のために頭痛薬を持っていく人もいるようだが、これは個々人の判断で良いと思う。
今年はマスクや手指消毒のためのアルコールシートは持って行っても良いかもしれない。
「ふぞろい」は買っておく
二次試験に行けるかどうかわからないから、結果がわかってからしか買わない……。
そうやって思っている方も多く、筆者もそうだったが、結果的に一次試験後は高騰しており、買いそろえるのに結構なお金を費やしてしまった。
予め買っておいて損はないし、いずれ必要になるものであれば、手元に置いておくべきだと思う。
やらない方が良いこと
二次試験の話だが、個人的に失敗だったのが、電卓の買い替え。
※これは二次試験の時の話で、一次試験では電卓は使用不可だが、使い慣れた道具を使うのが良いという意味でご紹介する。
二次試験前まで、コンビニで買った安っすい電卓を使っていた。
たしか、予備校の授業が始まる当日、電卓が必要なことを知って慌ててコンビニで買った電卓だった。
当然、特に愛着はなかった。
二次試験直前期に、ゲン担ぎも兼ねて、有名メーカーの高い電卓を買ってしまった。
これで気合が入ると思っていた。
しかし、高い電卓は予想外に使いづらかった。
視野角が狭い液晶で、角度によっては全然見えなくなる。
固い素材のボタンは押しづらく、反応しないこともあった。
「高いのにこんなことってある?」と思った。
結局、手に馴染んだものが一番良い。
それまで特に愛着の無かった安い方の電卓は、実は数か月に渡り自分を支えてくれていたのだと知った。
筆者は安い方の電卓に平に謝り、もちろん二次試験当日に持って行った。
浮気ダメ、絶対。
というわけでペンでも消しゴムでも筆箱でもカバンでも、何でもいいが使い慣れたモノを使いましょうという話。
あとしつこいようだが一次試験は電卓使用不可なのでご留意を。