【SAP知識】WBSの変更履歴を取得する方法

SAP 技術情報・その他

WBSの変更履歴を調べようとしたとき、参照画面(Tr:CJ03)メニューから変更履歴の選択肢が見つからず、戸惑った経験はないだろうか。
大抵のマスタ類は参照画面から直接変更履歴を参照できるのだが、WBS画面では同じように探そうとしても見つからない。

今回はWBSの変更履歴を表示する方法について解説する。

WBSの変更履歴を取得する方法

プロジェクト情報管理: 変更文書(Tr:CN60)

WBSの変更履歴はTr:CN60から確認できる。
第一画面で検索条件を入力し、それに該当するプロジェクト/WBSの変更履歴をALV形式にて表示してくれる。(項目名と新旧値、変更者、変更日時がわかる)

「動的選択」ボタンから、より細かい項目値による履歴検索も可能なので、絞って検索したい時などに活用できる。

前提カスタマイズも確認:プロジェクトプロファイル

WBSの変更履歴を有効にするには、プロジェクトプロファイル(Tr:OPSA)の基本データの「変更文書」にチェックが入っていることが前提となる。
この設定が入っているかどうかを確認しよう。

プロジェクトプロファイルは、チェックや代入処理、ステータス管理、組織設定、決済プロファイルなど管理会計に関わるパラメータをセットしておくことが出来るカスタマイズ。
プロジェクト登録(Tr:CJ01)を行う際に、第一画面でプロジェクトプロファイルの指定を行うと、プロファイルにプリセットされた値が、登録するプロジェクトのパラメータとして読み込まれる。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

タイトルとURLをコピーしました