休日に読む【やる気が回復する】ビジネス名著7選

ビジネス本・漫画紹介

日々の仕事をこなすうえで、モチベーションの維持はとても大事だ。心のエネルギーが尽きてしまえば、どのような仕事も楽しいとは思えない。

今回は、週末や祝日などに読むことで【やる気を回復】し、次の仕事への糧とすることができるビジネス本を7冊ご紹介する。

休日に読む【やる気が回復する】ビジネス名著7選

仕事は楽しいかね

吹雪により空港のターミナルビルに足止めをくってしまったビジネスマンである主人公は、そこでとある不思議な老人と出会う。
自身の行き詰まりを感じる仕事人生への疲労と憂鬱を抱えていた主人公は、老人の問いかけにギクリとさせられる。

仕事は楽しいかね?」

ここから始まる老人が授ける講義は、主人公の持つ思い込みや固まった考え方からくる憂鬱を、丁寧に解きほぐしていく。
成功するにはどうすれば良いのか。
「人生はそんなに規則正しいものじゃない(目標設定の弊害)」「きみは、最初に陸に上がった魚は、長期にわたる目標を持っていたと思うかね」「遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る」「必要は発明の母かもしれない。だけど、偶然は発明の父なんだ」

こうした言葉の一つ一つが、閉塞した仕事人生に重要な気づきを与えてくれる。
主人公と同じく行き詰りを感じている人は、まずこの老人の講義に耳を傾けるべきだろう。

オンラインで購入:仕事は楽しいかね? (きこ書房)

夢をかなえるゾウ

関西弁を話す象の姿をした神様「ガネーシャ」が、ある日突然主人公の前に顕現し、夢をかなえるための「ガネーシャ式」アドバイスと課題を授けてくれるという小説形式の自己啓発書。
コメディ調でキャラが活き活きと描かれているため非常に読みやすい

主人公は自分を変えたい、成功したいと願うってきた、今まで色々と試してきたものの結局自分を変えられなかった。
そんな主人公がある日、会社の先輩に誘われて行った、赤坂のハイタワーマンションで開かれたパーティーで、多くの成功者たち(実業家、タレント、プロ野球選手など)が集まる華やかな世界を目にし、自分の居る世界との隔絶に死にたいほどの惨めさを感じる。
彼の前に「ガネーシャ」が現れたのは、自宅に帰って号泣しながら痛飲し眠りについた翌朝だった。

「ガネーシャ」は主人公に成功するための課題を授け、主人公はいい加減なことばかり言う関西弁の神様「ガネーシャ」を訝しみつつも、課題を地道に一つ一つこなしていく。そして、読者も主人公と同じくその課題を一日ひとつ実行していくこととなる。
課題をすべて実行した先に何があるのかは、ぜひこの本を読んで確かめていただきたい。

シリーズになっており、まとめ買いがおススメ。

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嫌われる勇気

自己啓発の父と言われるアルフレッド・アドラーの創設した「アドラー心理学」をベースとした本書は、「人の期待を満たすために生きる」ことを捨てるように説いている。

自分のコントロール可能な課題にのみ注力し、「他人の課題」については自分から分離して考えること。
他人に評価されたい(=承認欲求)というのは一見自然な欲求ではあるのだが、他人が自分を評価するかどうかというのは「他人の課題」であり、コントロールしようとした瞬間に人間は承認欲求の奴隷となってしまう。
こうすると、人の期待を満たすために生きる、つまり「他人の課題」にばかり注力してしまう人生となってしまうとのこと。

他人に承認されたいがために頑張ってしまっている人、なかなか承認されずに辛い思いをしている人は、この本を読めば人生を縛っているものから解放されるはずだ。

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反応しない練習 あらゆる悩みがきえていくブッダの超・合理的な「考え方」

本書では、人生の悩みとどう付き合っていくかを、ブッダが説いていた言葉(原始仏教)に照らしながら考えていく。

まず「人生には悩みがつきもの」という現実を認めること、そして悩みを作り出すのは執着であり、それは心の反応によるものだという。
つい考えすぎて落ち込んでしまったりするのも心の反応であり、つまり人生の悩みを消すには「ムダな反応をしない」ことが重要となるとのことだ。

こうして考えると、例えば実際の仕事の場においても、成果への執着(過剰にノルマに固執したり)や正しさへの執着(正論を言って自分の正しさを証明しようとするなど)といった行為が職場の悩みを生み出している、と容易に振り返ることができるのではないだろうか?
まさに「ムダな反応」をしすぎて悩んでしまっている人にこそ読んでいただきたい本だ。

オンラインで購入:反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」

心が折れない働き方

この本の著者の岡野雅行氏は、町工場である岡野工業株式会社の経営者だ。
大学の教授から物理的に不可能と言われた「痛くない注射針」の開発に成功するなど、名のある大メーカーとも共同で特許を取得しており、従業員5人の町工場とは思えない凄まじい実績を持つ。

岡野氏本人による豪快な仕事のエピソードが語られる本書は、まるで落語を聞いているかのように面白い話ばかりであり、そしてなによりも「人を見て仕事をする」ことの大事さに気付かせてくれる。

有益な情報を自分に集めること、世渡り上手になること、嫌な手合いでも使い道次第なこと、すべては「人を見て仕事をする」ことから来ており、「たしかにこうすれば社会人が悩む『心が折れる』局面の殆どはどうということは無くなる」と思わせる話ばかりだ。

仕事で成功すること、人を見て仕事をすることの本質はどういうことなのかを、この本から学ぶことができる。

オンラインで購入:心が折れない働き方 (青春新書インテリジェンス)

自分は評価されていないと思ったら読む本


いたってシンプルに本質的なことをまとめてくれている本。
評価されていないと思う時とはどのようなときか、自分の市場価値を上げるためには希少性を上げるのが重要であること、他人の運の良さを羨むのではなく努力で運を支配可能であること、などなど、

まさに評価されず焦ったり憂鬱な時に、基本に立ち返らせてくれる本と言える。

サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている

この本には「どうして給料が上がらないか」「どうすれば出世できるのか」「どうすれば仕事はうまく回るのか」といったサラリーマンの一般的な悩みに対する学問的な答えを提示している。

職場で困りごとに直面して答えが無いときというのは、社会人が最もストレスを感じる瞬間だと思われる。しかし、そういったときにはこの本のタイトルを思い出していただきたい。

自分一人で悩んでいるときは、どんなにピンポイントで自分固有の悩みだと感じていたとしても、実はその悩みは先人たちが何度も経験してきた悩みであり、頭の良い人達がすでに体系化して解決策まで提示している。
そのように考えることができれば、悩みはだいぶ軽減するのではないだろうか?

調べたり勉強することで悩みが解決するというのであれば、それほど心強いことはない。
そして、そうした確信を持てば、すぐにあきらめず粘り強く調べたり勉強して答えにたどり着くという習慣が身につくのではないだろうか。

オンラインで購入:サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている (マイナビ新書)

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