会計伝票の明細テキスト項目は、備考欄として使用されることが多い。
会計伝票は、月次で決まった種類の伝票を手動起票することも多いため、明細テキストには備考として定型的なテキストを多量に入力しなければいけないケースがある。
「明細テキストID」の機能を使うことにより、そうした定型文を明細テキスト項目上に簡単に呼び出すことができ、伝票入力を効率化できる。
明細テキストIDの解説
明細テキストIDの動作イメージ
・予めカスタマイズにて(後述)、明細IDと定型テキストをセットしておく。
・会計伝票の明細テキストを編集する際に、該当の明細テキストを呼び出す。
・予め設定しておいた定型テキストが明細テキスト項目にセットされるので、入力の手間が省ける。
明細テキストIDの設定
カスタマイズ
明細テキストIDのカスタマイズのパスは以下の通り。
【SPRO >財務会計 >財務会計共通設定 >伝票のテキスト及びテキストID >定義:明細テキスト】
カスタマイズ画面にて、明細ID(4桁)と、定型テキストを設定する。
変数の設定
例えば明細テキスト中に「X月度」といったように、会計期間や日付などを可変的に入力したい場合がある。
こうした場合は、定型テキスト文中に変数をセットすることで、日付などの代入を自動で行ってくれる。
使用可能な変数は以下の通り。
$BLD 伝票日付
$BUD 転記日付
$ZFB 支払基準日
$BUP 会計期間
$XBL 参照伝票番号
$BUD 転記日付
$ZFB 支払基準日
$BUP 会計期間
$XBL 参照伝票番号
「$BUP 月分 機械レンタル料」という形で記述する。
明細テキストIDの呼び出し方
検索ヘルプから呼び出す
明細テキスト項目には検索ヘルプがある。検索ヘルプを押すと、明細テキストIDの候補一覧が表示されるので、底から選択する。
コードを打ち込んで呼び出す
明細テキスト項目上にて、「=XXXX」といった形で頭にイコールを付けて4桁IDを打ち込むことで、該当する定型文が呼び出される。